【サタスペ】クソゲーハンター【シナリオ】
JAILHOUSEの一室。
依頼人はあなた達に告げた。
「君たち、ゲームは好きかな?
我が社の新たなるゲームを完成させるため、必要なものを揃えて欲しい」
それだけなら単純などこにでもあるような依頼だったかもしれない。
しかし、人生とはかくもまぁ、クソゲーのようなものなのである。
■フォアプレイ■
このシナリオは、一回、もしくは二回冒険を行っている亜侠四人で遊ぶことを推奨します。このシナリオは、主に「情報」「血戦」のルールを使用します。
このシナリオを遊ぶためには『鉄火場と鉄砲玉』が必要です。
■舞台■
このシナリオの主な舞台は、官庁街になります。該当ページのエリアをコピーし、プレイヤーに見えるようにしておくと、ゲームがよりスムーズに進行し、盛り上がるでしょう。
■導入■
●描写
JGCで偶然にも知り合ったおもちゃ会社、タカラモミーの社長だった。
そして、タカラモミーの社長から後日、とある依頼を言い渡される。
「我が社の新たなるゲームを完成させるため、必要なものを揃えて欲しい」
PC達に亜侠としての依頼が舞い込みます。
依頼人はタカラモミーの社長である富山喜久(48♂:金持ちの年下好き)
とにかく新しいゲームを作るために優秀なプログラマー等を欲しているらしい。
とにかく期限までに、出来うる限りのものを集めてほしい。
開始は一日目の朝、期限は三日目の昼までとなります。
▼タカラモミーとは?
超有名おもちゃ会社。スターウォーズ等の玩具や、ビーダマンにベイブレード、リカちゃん人形や、黒ひげ危機一髪等のゲームも制作していることで有名。なお、電源ゲームは様々な伝説を残している。この情報はDDはすぐにPLに公開して構わないし、PCがすでに知っていることにしてもよい。
■情報■
このシナリオで手に入る情報は下記の通りです。
●タカラモミーのゲームに必要なもの
ターゲットトピック:SL3~5 ヲタク・マニア
入手できる情報:
SL3:優秀なプログラマー
SOMYに勤めていたプログラマーが沙京のニンゲン市場で売られていたらしい。今すぐ行けば買えるかもしれない。
SL4:優秀なゲームデザイナー
MINTENDOに勤めていた有名なゲームデザイナーが梅田地下街に行ったきり戻ってきていないらしい。野垂れ死にしていなければ回収してまだ使えるかもしれない。
SL5:優秀な音楽家
エルヴィスが銀河会館で目撃されたらしい!素晴らしい音楽は糞ゲーでも名作へと変えてくれる!早く行こうぜ!だってエルヴィスだぜ!?すぐ行くべきだ!
■沙京のニンゲン市場(プログラマー)■
プログラマーは価格3で販売されている。購入するか、盗難するかすればよいだろう。入手手段はプレイヤーに任せること。
■梅田地下街(ゲームデザイナー)■
梅田地下街の不思議なダンジョンの中を探索する必要がある。
梅田地下街にいるときのみ、情報収集に挑戦することができる。
SL2の〔マニア〕〔ヲタク〕を獲得すると、ゲームデザイナーを発見することができる。この情報収集でSL5の〔トンデモ〕を獲得した場合、汎用おたからを一つ、ランダムで獲得する。
■銀河会館(エルヴィス)■
銀河会館にいくと、エルヴィスが「名前がカタカナである」という理由で神風師団に襲われている。
血戦を行うこと。無軌道な若者*2(武器は本格的武器)、忘八と血戦。
ジオラマはDDが自由に設定してよい。
■新たに舞い込む仕事■
二日目の朝に、社長から連絡が入る。
なんでも使っているコンピューターがウイルスにやられたので性能のよいコンピューターを調達してきてほしいということ。
以下の情報収集が追加される
●性能のよいコンピューター
ターゲットトピック:SL3 ヲタク・マニア
入手できる情報:高性能コンピューターの場所
▼高性能コンピューターの場所
釜ヶ崎モルグにスプートニクが現在使っている『スーパーコンピューター:NITORI』があるらしい。侵入するのもなかなか骨がいるが、性能は折り紙付きだ。
■侵入!スプートニク■
スプートニクの根城である釜ヶ崎モルグに侵入する必要がある。ここでは全員が、〔犯罪〕/9で判定を行うこと。失敗するたびにクライマックスに「超人兵士」が追加される。
侵入し、奥へ進んだ亜侠達が見たものは巨大なコンピューター。
コンピューターは自ら意志を持ち亜侠達に語り掛ける。
「幸福は義務です。市民、貴方は幸福ですか?」
なお、どんな返答をしてもコンピューターは
「幸福度が減少しています。幸福剤の投与が必要です。」
に結論づけて血戦を仕掛けてきます。話し合いの余地はない。もうめんどくさいので暴力でわからせて持ち帰ろう!
A…電子頭脳(鉄火場と鉄砲玉 81頁)
B…三下(基本ルールブック 125頁)
C…超人兵士(基本ルールブック 135頁)
ここにDDは判定に失敗した分の超人兵士を自由な位置に追加してよい。
■結末■
●血戦で全滅した。
ご愁傷様でした。
●必要なものを獲得
コンピューターが手に入らなかったため、社長は不服そうでしたがなんとかゲームは完成します。獲得数*2の《札束》を獲得。
●コンピューターまで獲得
コンピューターを獲得したことでタカラモミーの社長は大喜び。新しいハードを作ろうと意気込んで報酬を渡してくれます。
《札束》を10個を獲得。さらに〔ヲタク〕か〔マニア〕の趣味おたからをランダムで獲得します。
余談ですが、タカラモミーはこのあと新ハードを発表…するも大失敗することになる…が君たちには関係のない話だ。
DL用ジオラマ
本作は「株式会社新紀元社」が権利を有する『アジアンパンクTRPGサタスペ』の二次創作です。
©河嶋陶一朗と速水螺旋人と暗転丸と池田朝佳とイケダサトシと泉伸行と魚蹴と岡野繁浩と齋藤高吉とdczとぺらねこと吉井徹/冒険企画局
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