シナリオの作り方とかの話2
以前こんな記事を書いた私ですが、今回は別の方法でのシナリオの書き方をご紹介します。
とりあえず前回の記事を読んだことを前提に進めるので、ツールについてはそちらをご覧下さい。
ではまずは浮かんだことをメモしてとりあえず箇条書きします。
とりあえず流れとか書きましたがそんなものは適当で構いません。
まずやることだけ書いておきましょう。
次はとりあえずレギュレーションを書いて使用するルルブを決めておきます。
ここも適当で構いません。本格的に書くのは最後です。
次はとりあえず導入とオチを書きます。
これが個人的には一番大事です。
始まりと終わりが決まったら次は間のイベントを抑えていきます。
このとき、終わらせるために必要なものをメモしておきましょう。
この場合必要なものは、『舞台』『洞窟に行く理由』『神話生物の情報』『解決方法』の4つです。
とりあえず上から順番に決めていきます。
舞台ができました。
次は『洞窟に行く理由』です。
これで『スタッフを助ける』or『事件を解決する』等の動機が生まれました。
次は『神話生物の情報』を書いておきます。
詳しく書くとかそういうのはいいです。
とりあえずいまは探索者に与える情報だけを書いておきます。
最後に『解決方法』を書いておきましょう。
はい、できました。シンプルですね。
これでシナリオを構築するピースは揃いました。
次はそれを地図の中に配置していきます。
地図が用意できる方は、KP用の地図を作成し、イベントが起きる場所にアルファベットなどを書いていきましょう。
そしてアルファベットに対応したイベントを次のようにまとめていきます。
ですがこれだけでは、ただ探索し続けるだけでイベントが向こうからやってきてくれません。
なのでちょっと工夫したイベントも用意します。
このように一定の条件を満たした際に自動的に起こるイベントをいれておきます。
すると探索者がイベントを起こさずにイベントが起きるようになります。
あとは
イベントを作って配置する⇒条件発動型のイベントを配置する
を繰り返して準備したピースをシナリオの中に置いていき、最後のイベントに向けて誘導していくだけです。
最後までの道順が出来上がったら、シナリオの内容を嵩増ししていきましょう。日記や書記の内容を増やしたり、クリアには必要ないイベントを配置したりして自分なりのシナリオの形を作っていきます。
完成したら自分で探索者を作って、テストプレイしてみましょう。
この形ならまずどんな変なことをしていても条件さえ満たせば進行するので無理に謎解きをする必要はありません。
謎解きをいれたければイベントの内容に謎解きを配置し、条件型のイベントに謎を解いていた場合などを追加すればいいだけです。
それでもめんどくさいという方は、これを改変しましょう。
一番下の改変の仕方を見ながら、神話生物、イベント、必要探索度をマップ配置に変更or数値を変更、別の解決策を用意、舞台を変更すれば簡単にオリジナルシナリオができあがるはずです。
纏めると
・やりたいことを決める
・導入と着地点を決める
・間を埋める
これだけです。すごい、前回と同じだ。
とりあえずこの下にテンプレを用意しておくので、それを埋めるのが早いかもしれません。
少しでも皆様のシナリオ作りの手助けになれば幸いです。
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クローズドシナリオテンプレート
■概要■
■レギュレーション■
PC人数:
推奨職業:
推奨技能:
必要サプリ:
時間:
■NPC■
1.シナリオの導入
2.探索
■舞台■
※地図等を用意
イベントA
イベントB
イベントC
イベントD
イベントE
イベントF
イベントG
3.条件イベント
◆イベントA&イベントB発生直後
◆イベントC発生から2時間後
◆イベントDEF発生後、Aに移動
4.解決方法
5.シナリオ終了
1D10正気度ポイントを獲得する。