髪々の宴

髪々の宴

TRPGのことについて色々書いたりなんかします

【サタスペ】オオサカフィットアドベンチャー【シナリオ】

やぁ!ようこそ大阪へ!
いま大阪では筋トレが大流行!
どんなことでも筋トレで解決しちゃうんだ!
さぁ、君もレッツトレーニング!


■フォアプレイ■
このシナリオは、作りたてか、一回冒険を行っている亜侠四人で遊ぶことを推奨します。このシナリオは、主に「情報」「血戦」のルールを使用します。このシナリオを遊ぶには基本さえあれば問題はありませんが、「ロケットNo1」があればシナリオをさらに楽しく遊べるかもしれません。

下記の準備をしておくことを強くオススメします。
・水分補給をするための飲み物(必須)
プロテイン(運動後におすすめ!)
・汗拭きタオル(マジで必要!)
・ヨガマット(あれば便利)


■舞台■
このシナリオの主な舞台は、大阪全土になります。該当ページのエリアをコピーし、プレイヤーに見えるようにしておくと、ゲームがよりスムーズに進行し、盛り上がるでしょう。


■導入■
ミナミのバー、JAILHOUSEでダラダラしているとラジオから面白い情報が流れてきます。内容はこの大阪のミナミ、新世界で「最高ボディビルダー選手権」を明日の朝に行うとのこと。
優勝賞金はなんと《札束》10個分、副賞として《好きな汎用おたから》《ランダムの健康おたから》がつくらしいです!負けても《参加賞》がもらえて超お得!
これは参加するしかありませんね!
さぁ、プレイヤーの君も、レッツトレーニング!


■オオサカフィットギミック(OFG)■
まずは下記の中から運動負荷を選びましょう。
運動負荷によって《参加賞》の内容が変わります。

【運動負荷1】あまり運動していない方におすすめの負荷です。参加賞は《宝くじ》になります。
【運動負荷2】普通に運動している方におすすめの負荷です。参加賞は《宝石》1D6個になります。
【運動負荷3】肉体に自信がある方におすすめの負荷です。参加賞は《ランダムな趣味おたから》になります。
【運動負荷10】オススメできません。参加賞は「経験点1D6点」になります。

負荷を選び終えたら説明をします。
このセッションでは判定の前に以下のトレーニングを行う必要があります。
【運動負荷】に入る数値は最初に選んだ負荷の数値を代入してください。

・スクワット 【運動負荷】×5
・腕立て伏せ 【運動負荷】×5
・腹筋 【運動負荷】×5
・フロントブリッジ 【運動負荷】×30秒
プランクレッグレイズ【運動負荷】×5(これを両足行う)
プランク【運動負荷】×10秒

その他に様々なトレーニングをDDは決定して構いません。

このトレーニングを行った分に比例して、判定を行うことができます。
例えば
【運動負荷2】を選択した人がプランクを60秒行う。
これは上記のメニューの「プランク」を3回行った分になるため
判定を3回まで行うことができます。
この判定3回はダイスを振ることができる回数です。
つまり、能力値5の判定をフルで行うには上記のメニューを5回分行う必要があります。
このルールはDDも逃れることはできません。NPCの判定の際にはDDも頑張ってトレーニングに励みましょう。


なお、このセッションでは《参加賞》を諦めることによりギミックから逃れることが可能です。自分の体に限界を感じたら素直にリタイアしましょう。


■情報収集■
●最高ボディビルダー選手権
ターゲットトピック:
SL3:「健康」

最高ボディビルダー選手権の情報■
不健康極まりない大阪人と、それをプレイするプレイヤーを鍛え上げるために開催されるイベントのようだ。プレイヤー?不正をしようものならすぐさま強制筋肉の刑とやらに処されるらしい。
十分に休んで、備えよう。


最高ボディビルダー選手権

最高ボディビルダー選手権は参加者全員が判定を行っていき、最後まで残っていた者が勝者になります。
犯罪から精神まで、キャラクターシートに並んでいる順番に判定していきましょう。
ここでは判定の成否は問いませんが、判定を放棄すること、途中で判定を止めることはできません。自分の能力の分だけキッチリとトレーニングをしましょう!
DDはNPCとして「巨漢(ロケットNo1 24頁)」、もしくは「街頭覇王(基本ルールブック134頁」のデータを使用してください。DDだけが逃れるなんてことはできません。テストプレイで苦しんだんだ。貴様も苦しめ。
なお、プレイヤーが全員すでにOFGからリタイアしていた場合は大会は棄権扱いになり敗北します。



■フィットバトル■
DDが勝者にならなかった場合、このイベントが発生します。
筋肉の戦いに勝てなかったNPCが大会終了後に路地裏で筋肉的な意味で殺しにかかってきます。
頑張って勝ちましょう!ここが最後のトレーニングですよ!
ジオラマはDDが自由に用意して構いません。
なんなら簡易血戦でも問題はありません。
重要なのは筋肉です。
血戦に置いてもOFGは健在です。
さぁ、レッツトレーニング!


■結末■

●最高ボディビルダー選手権に負けてしまった

筋肉を鍛えなおしましょう。

●血戦で全滅した。

ご愁傷様でした。

●最高ボディビルダー選手権で優勝した。

ここでトレーニングは終わりではありません!次はさらに負荷やモンスター、イベントを増やして遊んでみましょう!既存のシナリオにOFGを導入するのもオススメですよ!


【サタスペ】タピオカを求めて【シナリオ】

大阪でいまタピオカが空前絶後の大ブーム!
そのためタピオカが足りなくなり
困る店も増えてきている。
ブームが終わる前になんとしてもタピオカを手に入れなくては!


■フォアプレイ■
このシナリオは、作りたてか、一回冒険を行っている亜侠四人で遊ぶことを推奨します。このシナリオは、主に「情報」「血戦」のルールを使用します。このシナリオを遊ぶには「鉄火場と鉄砲玉」が必要になります。


■舞台■
このシナリオの主な舞台は、大阪全土になります。該当ページのエリアをコピーし、プレイヤーに見えるようにしておくと、ゲームがよりスムーズに進行し、盛り上がるでしょう。


■導入■
ミナミのバー、JAILHOUSEで依頼人と話すところから始まります。依頼人は十三のフラワー商店街でタピオカの屋台を経営しているオーナー(料理人)です。なんでもタピオカの需要が高まりすぎて安値でタピオカを仕入れることができなくなってしまったとか。
依頼の内容は「タピオカを安値で仕入れるルートを三日以内確保してほしい」になります。
前金は《札巻》3つ。成功報酬は《札束》2つと、タピオカの売れ行きに応じての追加報酬となります。
レシピを入手したり、生産ルートを確保することができた場合は十三のフラワー商店街に来てほしいと告げると、依頼人は去っていきます。


■情報収集■
この情報収集では獲得したトピックによって今後のシナリオのルートが確定する。
同時に取得した場合は、先に出たトピックを優先すること。


●タピオカについて
ターゲットトピック:
SL3:「宗教」「トンデモ」「育成」



■宗教の情報■
タピオカとは所謂「金丹」である。主な材料は水銀と特殊なアンモニア水であり、中華街の一角では毎年これを作る行事もあるという。「中華街の徐福得観にいけば入手ルートを確保できるかもしれない。」
新しいイベント■錬丹術■が発生する。

■トンデモの情報■
タピオカとは工業廃棄物の油を固めて作った工業食品である。主な主成分はタイヤと革靴である。これらの材料と制作方法さえわかれば低コストでタピオカを量産することができるだろう。「軍艦島の工場街にいけば材料も確保できるかもしれない。」
新しいイベント■コージョークッキング■が発生する。

■育成の情報■
タピオカとはマルメタピオカガエルの卵を加工した食品である。標高200m以下の、アルゼンチン・パラグアイボリビアのチャコ地帯に分布するカエルだが、最近タピオカの養殖のために大阪に持ち込まれ、そのまま野生化したという。「軍艦島住吉大社にて大量に発生しているらしい」
新しいイベント■金の卵を求めて■が発生する。


■錬丹術■
徐福得観にいくとそこではちょうど大釜で何かをゆでている最中だった。ちょうど『童子蛋』を作っていたらしい。これは作り方は割愛するが特殊なアンモニア水で卵を茹でる料理である。話を誠実に伝えれば金丹のレシピを見せてもらえる。ただし、写すのも持ち帰るのもダメだという。ここで〔教養〕/11の判定に成功すれば内容を暗記することができる。中国語を読める場合は難易度が2点減少する。判定に失敗しても次のターンに再チャレンジが可能。
このイベントの後、依頼人に連絡をすると■おどれら我のシマでなにやっとんじゃ!?■が発生します。


■コージョークッキング■
軍艦島の工場街にいくと、そこでは必死にタイヤと革靴を処分しようとしている作業員たちがいます。彼らが言うにはこれらの廃棄物を処分するための準備をしていたとのこと。ここで彼らと話し合い。その際〔生活〕/11で判定を行い、成功すれば処分するためのルートとしてタピオカ屋を紹介することができます。服装が「丁氏」の場合難易度が2点減少する。判定に失敗しても次のターンに再チャレンジが可能。
このイベントの後、依頼人に連絡をすると■おどれら我のシマでなにやっとんじゃ!?■が発生します。


■金の卵を求めて■
軍艦島住吉大社に行くと、そこでは噂を聞きつけた他の業者が必死にマルメタピオカガエルを探している最中だった。彼らにカエルを全部確保される前にこちらで確保しなければいけない。〔犯罪〕/11の判定に成功すれば十分な数のマルメタピオカガエルを手に入れることができる。趣味に「育成」を持っている場合、難易度が2点減少する。判定に失敗しても次のターンに再チャレンジが可能。
このイベントの後、依頼人に連絡をすると■おどれら我のシマでなにやっとんじゃ!?■が発生します。


■おどれら我のシマでなにやっとんじゃ!?■
タピオカの確保に成功したあとにフラワー商店街にいくとイベント。依頼人がヤクザに囲まれている!ヤクザが言うには自分たちのシノギであるタピオカを許可なく売っていることに腹を立てているらしい。どう言い合っても議論は平行線になり、血戦になる。鉄火場と鉄砲玉91Pの商店街をジオラマに使用し「侠客二人」「三下一人」との血戦を行う。初期配置はDDが決定すること。


■結末■

●血戦で全滅した。

ご愁傷様でした。

●金丹のタピオカを流通させた。

亜侠達はお礼を言われ報酬を受け取ることができます。
さらにこの後、この店のタピオカを食べると若返るということが噂になり繁盛。あなた達も食べに来てほしいと誘われます。このタピオカを食べた場合、1度だけ年齢を-1d6することができます。

●廃棄物のタピオカを流通させた。

亜侠達はお礼を言われ報酬を受け取ることができます。
ですがこの後、この店のタピオカを食べた人が酷い目にあい店は潰れてしまいました。
まぁ、是非もないよね!

●マルメタピオカガエルのタピオカを流通させた。

亜侠達はお礼を言われ報酬を受け取ることができます。
さらにこの後、本物のタピオカ以上にこのタピオカが大人気に。
追加報酬として《札束》を2d6個手に入れます。

●期限を過ぎた。
タピオカのブームは終焉を迎えた。

【サタスペ】ヌコヌコ生放送 2.0【シナリオ】

「ヘイ!仕事もなくて朝から酒に呑まれてる自堕落ども!
お前らのような暇人どもにグッドなニュースだ!
いま巷で流行のヌコヌコ生放送で生放送大会を実施するみたいだぜ!
優勝賞金は……」

ホセの放送は、大阪中の亜侠を視聴率の鬼へと変貌させる。

世はまさに!大放送時代!!

 

■フォアプレイ■

このシナリオは、作りたてか、一回冒険を行っている亜侠四人で遊ぶことを推奨します。このシナリオは、主に「情報」「血戦」のルールを使用します。


■舞台■

このシナリオの主な舞台は、大阪全土になります。該当ページのエリアをコピーし、プレイヤーに見えるようにしておくと、ゲームがよりスムーズに進行し、盛り上がるでしょう。


■導入■

亜侠達がJAILHOUSEにいると、ラジオからホセの声が流れてくる。
『グッドモーニング大阪』が流れてきたようだ。

「ヘイ!仕事もなくて朝から酒に呑まれてる自堕落ども!お前らのような暇人どもにグッドなニュースだ!いま巷で流行のヌコヌコ生放送で生放送大会を実施するみたいだぜ!優勝賞金は……」
ホセの放送は、大阪中の亜侠を視聴率の鬼へと変貌させる。
世はまさに!大放送時代!!

PC達はJAIL HOUSEでラジオを聞いて挑戦を開始します。

スタートは一日目の昼。三日目の深夜までに生放送の閲覧者をどこまで増やせるかがこのシナリオのメインになります。

報酬は、最大で《宝箱》になります。


■情報■
このシナリオで手に入る情報は下記の通りです。

●生放送の参加方法
ターゲットトピック:
SL2 ヒマツブシ、サビシガリヤ、工作、ゴシップ 

入手できる情報:生放送をするには《ノートパソコン》でヌコヌコ動画にログインし、アカウントを獲得。その後、価格3を支払い、プレミアム会員になることが条件である。

《ノートパソコン》がない場合は、調達すること。
この情報を獲得すると●閲覧者数の稼ぎ方について情報収集を行うことができるようになる。

●閲覧者数の稼ぎ方
ターゲットトピック:
SL3 工作

入手できる情報:閲覧者を効率よく稼ぐための方法があるらしい。計画的行動で『閲覧者稼ぎ表』を振ることができるようになる。

『閲覧者稼ぎ表』を振ると、結果に関わらず閲覧者数が1D6上昇する。


■生放送のルール■

生放送大会では閲覧者の総数で勝者を決定する。閲覧者の数は、亜侠達が行った行動によって上下する。初期の閲覧者数は0である。

なお、閲覧者の単位はDDの任意である。

閲覧者変動表

行動内容

変動数

 司法取引を行った

-6

 ファンブルを逆転した

-1

 サタスペ武器を作成した

+サタスペ

 有象無象表を振った

+1

 中毒9以上の「麻薬」カテゴリのアイテムを使用した

+1

 バッドトリップ表を振った

+1

 行為判定で6ゾロが出た

+1

 ファンブルを起こした

+2

 告白、デートを行った

+3

 盗難判定を行った

+3

 襲撃を行った

+3

 抱きしめるを行った

+4

 押し倒すを行った

+5

 臭い飯表を振った

+5

 襲撃のペナルティを受けた

+10

 14番表を振った

+10

 盟約の有名人と戦闘を起こした

+15

 ドラマティックに死ぬ

+20

 〔肉体点〕にダメージを与えた

+ダメージ

 〔肉体点〕にダメージを受けた

+ダメージ

 1ターン放送を行わなかった

-1d6


■閲覧者稼ぎ表■

この行動に関しては移動のルールは適用しないものとする。

2

なにか生放送に適したものを探しに外に出た瞬間に円盤に攫われる。〔好きな環境値〕/12で判定し、失敗した場合はキャラシートのキャラの頭にアンテナを書き加えること。

3

中華街で映画の撮影の様子を撮りに行く。が、火薬の調整ミスで大爆発が起きる。〔肉体〕/9で判定し、失敗したら〔肉体点〕に2D6点のダメージを受ける(セーブ可)

4

大阪市警のマリアに喧嘩を売り、その様子を中継する。〔犯罪〕/10で判定すること。失敗した場合は、マリアを怒らせたはいいが逃げることに失敗し〔肉体点〕に1D6点のダメージを受ける(セーブ不可)

5

アダムスキー救世教金星派・大聖堂に行き、「神は死んだ!!」と大声で叫ぶ。信者達が怒り狂い殺しにかかってくる。〔肉体〕/9で判定すること。失敗した場合は捕まってしまい、1ターン説法を受ける。趣味一つを〔宗教〕に変更すること。

6

乃木クリニックに行き、乃木院長を誘惑する。〔恋愛〕/9で判定すること。成功した場合、乃木先生に襲いかかられる。【童貞】の代償を持っていた場合、それを失う。

PCが女性の場合、家畜でも見るような冷たい目で見られて〔精神点〕が1点減少する。

7

とりあえず歌ってみる。プレイヤーはその場で何か一曲歌うこと。歌わなかった場合、〔精神点〕を1点減少する。

8

軍艦島に行き、青く輝く猫を探しに行く。〔教養〕/12で判定すること。成功した場合、本当に青く輝く猫を発見してしまい、閲覧者数が1D6上昇する。

9

官庁街にあるバトラーズという酒場に行き、ヒーローを馬鹿にする。バトラーズを縄張りにしている戦隊達に殴り掛かられるので〔戦闘〕/10で判定すること。失敗した場合、ボコボコにされてしまい、〔肉体点〕に1D6点のダメージを受ける(セーブ不可)

10

湾岸高速へ行き、装甲十字軍と熱いケチャップを繰り広げる。〔精神〕/10で判定すること。失敗した場合は、途中で事故を起こしてしまい装備している乗り物が破壊される。

11

地獄湯に行き、沼に挑戦する。《サイフ》を0にし、〔犯罪〕/11、必要成功度5で判定する。成功した場合、《宝箱》を獲得する。判定に失敗すると〔精神点〕が2D6点減少する。

12

盛大に犯罪予告をしてみる。このセッションの間、【世界の敵】の代償を獲得する。

 


■他所からの妨害■

閲覧者数が20を超えた際に発生。突然、ヌコヌコ生放送との接続が切れる。

〔教養〕/9の判定に成功するまで、生放送を行うことができない。

判定は計画的行動とする。


■他所からの妨害(物理)■

閲覧者数が30を超えた際に発生。ノートパソコンを持ったPCの元に「三下」が1D6人現れる。

血戦となる。ジオラマはDDが適当に用意してよい。


■最後のデッドヒート■

三日目深夜、閲覧者数が60を超えたいた場合イベントが発生する。他の生放送をしている亜侠達が殴り込んでくる。血戦になる。

敵は、巨漢(ロケットP24)をF-7、黒服(基本P129)をD-8、パンダ(基本P133)をC-8、悪女(基本P135)をD-10、人間コンピュータ(基本P135)をF-11に配置する。

PCはC~E-3、C~E-4に配置すること。


 


■結末■

●生放送すらできなかった

何をしていたんだ。

●血戦で全滅した。

ご愁傷様でした。

●生放送を無事に終えた。

閲覧者数に応じて、報酬が変動

閲覧者200以上 宝箱

閲覧者170以上199以下 トランク1D6

閲覧者130以上169以下 トランク

閲覧者100以上129以下 札束1D6

閲覧者99以下 報酬なし



【サタスペ】ミラクルアニキ【シナリオ】

アニキのほっぺに輝く黒子
それはみんなを魅了する魔法の黒子
妖精さんが与えてくれた
みんなを魅了する魔法の黒子


■フォアプレイ■
このシナリオは、作りたてか、一回冒険を行っている亜侠四人で遊ぶことを推奨します。このシナリオは、主に「情報」「血戦」のルールを使用します。


■舞台■
このシナリオの主な舞台は、十三、沙京、官庁街になります。該当ページのエリアをコピーし、プレイヤーに見えるようにしておくと、ゲームがよりスムーズに進行し、盛り上がるでしょう。


■導入■
ミナミのバー、JAILHOUSEで依頼人と話すところから始まります。
依頼人地獄組に属する組の一つ『兵士会』の構成員だ。
彼の話によると、自分の所属する組の若旦那が日常生活を送るのが困難な状況になったため助けて欲しいという。
前金で《札束》を3つ。事件を解決すれば《札束》を10個くれるという。
前金を受け取ったらそのまま■ミラクルアニキ■へと移る。


■ミラクルアニキ■
『兵士会』の事務所への一室へと通される。5分ほど待つと、一人の男性が入ってくる。
このとき、PCは全員〔恋愛〕/11で判定を行う。
失敗したPCは全員【織田 出依瑠夢土のトリコ】の代償を得る。
入ってきた男性は頬に黒子のある美男子だ。名前は『織田 出依瑠夢土(オダ ディルムッド)』
彼が言うには、最近、とある山小屋の一室で女性に告白したら代わりに黒子をつけられる夢をみたらしい。起きたら頬に黒子が現れており、そのときから外を歩くだけで老若男女に告白、抱きしめ、押し倒しを受けて生活が困難になったという。
なんとかしてこの状況を解決したいので藁にすがる思いで亜侠に依頼をしたという。
大事な地獄組の会合が五日目の夜にあるので、それまでに解決してほしいということも念押しされる。
開始は一日目の昼からになる。出依瑠夢土に会いたい場合は十三で計画的行動を消費することで会うことができる。


■織田 出依瑠夢土ルール■
導入以降、織田 出依瑠夢土に会うたびに性業値判定を行う。
「激」が出た場合、彼を「抱きしめる」か「押し倒す」の行動を行ってしまう。
このとき、判定を途中で止めることはできない。


■情報収集■

この情報収集では獲得したトピックによって今後のシナリオのルートが確定する。
同時に取得した場合は、先に出たトピックを優先すること。

●モテなくなる方法
ターゲットトピック:
SL3 ファッション、ゴシップ

ファッションの情報:どんな美男子でも壊滅的なファッションにすればモテることはなくなるだろう。■ミラクルアニキのファッションチャレンジ■に移行する。

ゴシップの情報:どんな美男子でも非モテ男子になる魔法の薬があるらしい。
■いざ進めやお薬■に移行する。


■ミラクルアニキのファッションチャレンジ■
織田 出依瑠夢土に会うことで■出依瑠夢土のファッションチャレンジ■というイベントを起こすことができるようになる。
情報収集に●ファッション会のカリスマが追加される。


■出依瑠夢土のファッションチャレンジ■
計画的行動を消費することでこのイベントを起こすことができる。
出依瑠夢土には〔魅力値〕が設定されている。初期値は10である。
〔恋愛〕/9の判定を行う。成功した場合、外見表を振りその外見に出依瑠夢土を着替えさせることができる。
このとき、特徴表と外見表の数字の合計が奇数の場合、出依瑠夢土の魅力が1下がる。
偶数の場合、出依瑠夢土の魅力が1上がる。
例)66遊戯装束の6全裸だったら合計値72。偶数なので魅力が上がる。
この魅力値が0になったら女達の暴走に移ります。


■情報収集■
●ファッション会のカリスマ
ターゲットトピック:SL3 ファッション
情報:飢松晃士というファッション会の巨匠が官庁街の御堂筋という場所にいるらしい。
官庁街で計画的行動を消費することで■オブスファッションのススメ■に移る。


■オブスファッションのススメ■
飢松晃士にオブスファッションの真髄を教えてもらうことで■出依瑠夢土のファッションチャレンジ■の魅力値増減を変化させることができる。
このイベント以降、特徴表と外見表の数字の合計が奇数の場合、出依瑠夢土の魅力が2下がるようになり、偶数の場合、出依瑠夢土の魅力が1下がるようになる。


■いざ進めやお薬■
情報収集に非モテ薬の作り方が追加される。


■情報収集■
非モテ薬の作り方
ターゲットトピック:SL2/3 健康、アブノーマル、トンデモ
SL2の情報:材料には《LSD》《エクスタシー》《自白剤》が必要らしい
SL3の情報:沙京の阿片窟でこの薬の調合ができる薬剤師がいるらしい。阿片窟で計画的行動を消費することで■ジェームス・トーマスの憂鬱■を起こすことができるようになる。


■ジェームス・トーマスの憂鬱■
阿片窟の中にある部屋の一つにジェームス・トーマスは住んでいる。
彼に非モテ薬を作ることを頼むと、彼から一つお使いを頼まれる。
内容は、近くの下水に飼っていた巨大ヒルが逃げてしまったので捕まえて来て欲しいということ。
阿片窟で計画的行動を消費することで■巨大ヒルVS亜侠■を起こすことができるようになる。


■巨大ヒルVS亜侠■
〔肉体〕/9で判定し、イベントに参加しているPC全員の合計で成功度3を達成することで巨大ヒルを捕まえることができる。
このイベントを行うと成功失敗に関わらず〔肉体点〕を2点消費する。
このイベントをクリアすると自動的にジェームス・トーマスの部屋へと移動し《非モテ薬》をもらうことができる。
非モテ薬》を出依瑠夢土に飲ませようとすると■女達の暴走■に移ります。


女達の暴走
出依瑠夢土を非モテ男子にしようとしたその時、事務所の扉が弾け飛び複数の女性たちが現れます。彼女たちは出依瑠夢土に一目惚れしてしまった恋に燃える女達。
愛しの出依瑠夢土の魅力が危機的状況に陥ったことを虫の知らせとかそういうので嗅ぎつけここまでやってきたのです。
彼女たちは我を忘れて魅力を失わせる元凶である亜侠達に襲いかかってきます。
血戦になります。



水色=PCの初期配置
A=主婦
B=中学生
C=女子高生
D=パンダ

どどんとふ用マップ



■結末■

●血戦で全滅した。

ご愁傷様でした。

●出依瑠夢土が日常生活を送れるようになった。

亜侠達はお礼を言われ報酬を受け取ることができます。
さらに地獄組の盟約へ入るための条件を満たしていれば地獄組に経験点の消費なしで入ることができる。

●五日目の夜になった。
依頼は失敗となる。次の日、全身を様々な液体で汚された出依瑠夢土の死体が十三で見つかる。
彼に一体何があったのか、真実は闇の中である。


■キャラクターデータ■

織田 出依瑠夢土
23歳 ♂
〔犯罪〕5〔生活〕4〔恋愛〕8〔教養〕2〔戦闘〕5
〔肉体〕4〔精神〕4
〔反応力〕5〔攻撃力〕4〔破壊力〕5
異能:【仁義なき戦い】【阿修羅】【海千山千】【氷の微笑】【根性】【鉄砲玉】
代償:【面子】【タイマン】【嫉妬の嵐】【昔の恋人】【杯】【オトシマエ】
装備:長ドス+2,トカレフ
趣味:アウトドア、スポーツ、おせっかい

 

飢松 晃士
48歳 ♂
〔犯罪〕2〔生活〕6〔恋愛〕6〔教養〕4〔戦闘〕1
〔肉体〕3〔精神〕3
〔反応力〕3〔攻撃力〕1〔破壊力〕1
異能:【はったり】【名優】【両刀使い】
代償:【大口】【疑心暗鬼】【こだわり】
装備:奇抜な衣装
趣味:ファッション、トレンド、ゴシップ、ハイソ、アラサガシ

 

ジェームス・トーマス
70歳 ♂
〔犯罪〕4〔生活〕3〔恋愛〕1〔教養〕8〔戦闘〕1
〔肉体〕4〔精神〕6
〔反応力〕2〔攻撃力〕3〔破壊力〕1
異能:【マルチタスク】【合成】【解体】【電波】【不眠不休】
代償:【衒学者】【頑固一徹】【改造癖】【実験】【喚起】
装備:魔改造セット
趣味:ガリ勉、工作、健康、マニア、ヲタク、アブノーマル

 

【サタスペ】Baby & Me 2.0【シナリオ】

 
 
「ホンマ、悪いとは思うけど頼むで!」
それだけ言い残すと、女は去っていった。
亜侠の腕の中には生まれたばかりであろう、赤子の姿があったーー。




■フォアプレイ■
このシナリオは、作りたてか、一回冒険を行っている亜侠四人で遊ぶことを推奨します。このシナリオは、主に「情報」「血戦」のルールを使用します。
なお、亜侠に出産経験がないものが望ましいです。


■舞台■
このシナリオの主な舞台は、ミナミになります。該当ページのエリアをコピーし、プレイヤーに見えるようにしておくと、ゲームがよりスムーズに進行し、盛り上がるでしょう。

 

■導入■

PC達はミナミのバー、JAIL HOUSEにいます。
彼らはいま、亜侠仲間の女性、朝霧宮古から依頼を受けているところです。
依頼の内容は「亜侠の仕事の間、生まれたばかりの子供を預かって欲しい」というものです。報酬は《札巻》3つ。それと、なにか面白い儲け話があれば優先的にその話を回してくれるといったものです。
期限は3日目の夜までとなります。
導入が終わったら、■赤ん坊のお世話■へと移ります。


■赤ん坊のお世話■

亜侠達は赤ん坊の世話をしたことがない。しかも、宮古はお世話の方法をなにも教えずに仕事に行ってしまった。

情報収集をして、赤ん坊のお世話の方法を模索する必要がある。さらに情報収集の合間も赤ん坊の世話を忘れてはいけない。毎ターン、PCの内誰か一人は、『赤ん坊ランダム表』を振らなくてはいけない。なお、赤ん坊ランダム表には《LSD》は適用されないものとする。

さらに赤ん坊の世話をしているPCは、ファンブル率が1点上昇する。


■赤ん坊ランダム表(1D6)■

1.抱き方が気に入らないらしく、赤ん坊を抱いている亜侠の腕を思い切り、握り締めてくる。
バキバキと骨の折れる音が聞こえる。〔肉体点〕に1D6点のダメージを受ける(セーブ不可)

2.大声で泣き始める。なんとかあやすことで泣き止むが、〔精神点〕が1D6点減少してしまう。
3.赤ん坊のオムツを交換している最中にお尻からケイオスタイドが流れ出る!服を汚されてしまう。
基本ルールブック30頁の外見表を振り、現在の外見をその外見へ変更する。
4.赤ん坊が暴れ近くにあるものを壊してしまう。〔通常装備欄〕からアイテムを一つ、ランダムに破壊する

5.赤ん坊が亜侠のサイフに手を突っ込み、金を毟り取る!!〔サイフ〕が1点減少する。
6.赤ん坊を抱いている姿を知り合いに見られる。噂が広がり、以降このシナリオの間、ロマンス判定の難易度が1上昇する。


■情報■

●赤ん坊のお世話
ターゲットトピック:
SL2/3/4 育成、カワイイ

SL2の情報:食事に関する情報。食事を与える時間と何を与えればよいかがわかる。

SL3の情報:夜泣きに関する情報。毎日、深夜のターンの終了時に夜泣きするので、寝る時間には注意する必要がありそうだ。ただし、夜のターンに《ハルシオン》を赤ん坊に与えれば安眠してくれるかもしれない。《ハルシオン》の使用は支援になるので、注意すること。
なお、ロケットNo1を使用している場合は、バッドトリップ判定を行うこと。

SL4の情報:赤ん坊のうまいあやし方や、世話の仕方がわかる。赤ん坊ランダム表の結果を1つずらすことができるようになる。

3つすべての情報を手に入れた場合、即座に■忍び寄る影■のイベントが発生します。


■赤ん坊のお世話2■

一日目昼の終了時にイベントが発生する。赤ん坊が大泣きし始める。
情報収集でSL2の情報を抜けていればご飯の時間なのだと気づき、何事もなくイベントは終了する。
しかし、情報収集を抜けていなかった場合、赤ん坊の世話をしているPCは〔教養〕/10の判定をすること。

成功した場合は、無事に赤ん坊の食事の時間だということに気づく。
失敗した場合は、大変な苦労と労力を払うことになりトラウマを1点受ける。
なおこのイベントはこれ以降、朝、昼、夜のターンの終了時に毎回発生する。
このイベントでは《食事》を消費する必要はなく、所持している必要もないものとする。


■赤ん坊のお世話3■

一日目深夜の終了時にイベントが発生する。赤ん坊が夜泣きを開始する。
赤ん坊と同じ場所で睡眠をしていたキャラクターは全員起床する。
なおこのイベントはこれ以降、深夜のターンの終了時に毎回発生する。


■忍び寄る影■

「赤ん坊の世話、大変だな。そういえば朝霧宮古っているだろ?あいつさ―」

赤ん坊の世話についての情報を集めていると、知り合いの亜侠からちょっとした話を聞くことができる。依頼人の朝霧宮古は普段は亜侠の仕事中でも赤ん坊を連れていたというのだ。
だが、最近は面倒な相手に目をつけられているため赤ん坊を誰かに預けたのではないか?というものだ。

このイベントの後、「朝霧宮古について」が情報収集に追加される。


■情報2■

●朝霧宮古について
ターゲットトピック:SL3 アラサガシ、ゴシップ
SL3の情報:朝霧宮古は普段は赤ん坊を背負ったまま亜侠の仕事をしているため、最近一部では「子連れ狼」と呼ばれていたらしい。最近、仕事で地獄組の下部盟約と揉めてしまい一人殺してしまったらしい。朝霧宮古にオトシマエをつけさせるために、彼女の周りではヤクザの影が絶えないようだ。


■オトシマエ■

「のう、命が惜しくなかったらそのガキ、渡してもらおか。」

三日目の昼のターン開始時に発生する。赤ん坊の世話をしているPCの元に数人のヤクザが現れる。ヤクザ達は赤ん坊をよこせと要求してくる。
渡した場合は、赤ん坊はいなくなる。その場合、以降に赤ん坊に関するイベントは発生しなくなる。
渡さなかった場合、■血戦1■になる。


■血戦1■

■オトシマエ■からそのまま路地裏へ連れ込まれ、忘八二人、侠客二人と血戦になる。
PCはI-4,5,6、J-4,5,6、K-4,5,6の地点で自由に配置。
忘八AはC-6、忘八BはE-4
侠客AはC-4、侠客BはF-4にそれぞれ配置する。




■三日目の夜■

三日目の夜のターン開始時にイベント。血に濡れた朝霧宮古が赤ん坊を迎えにくる。赤ん坊をちゃんと世話していた場合は、「結末」に場面を移す

なお、赤ん坊をヤクザに渡していた場合、赤ん坊を抱きながらPC達の前に現れる。
その顔は鬼と表現するに相応しいだろう。
彼女は全身の筋肉を隆起させながら【仁義なき戦い】を仕掛けてくる。

■血戦2■に場面を移す。


■血戦2■

「赤ん坊」と「朝霧宮古」と血戦になる。ジオラマ、配置はDDが自由に決定して良い。


 

■結末■

●血戦で全滅した。

ご愁傷様でした。

●赤ん坊を朝霧宮古に返した

宮古は笑いながら今回の報酬と言い《札束》を5つ渡してくれる。

話を聞くと、彼女はどうやらこの三日間で自分を狙ってきていた下部盟約に殴り込みをかけていたらしい。無事にこの場に立っているということは、そういうことなのだろう。

●赤ん坊と朝霧宮古を倒した

血に伏せた宮古は、自分の子を抱き抱えるとその場で息を引き取る。
彼女の荷物からは、本来、自分たちに渡すはずであっただろう報酬の《札束》が3つ見つかる。

こうして、事件は終わったのだ・・・・・・

それから数ヵ月後。子供を抱いた朝霧宮古の姿を大阪で見たという噂を聞くことになるとは、PC達は知る由もなかった――。


■キャラクターデータ■

赤ん坊
0歳 ♂
〔犯罪〕1〔生活〕1〔恋愛〕1〔教養〕1〔戦闘〕6
〔肉体〕8〔精神〕3
〔反応力〕5〔攻撃力〕6〔破壊力〕9

異能:【邪魔】
代償:【疫病神】
装備:《トヨトミピストル》

生まれたばかりの赤ちゃん。体長130cm、体重30kgと巨大だが、立派な赤ちゃんだ。
全身は筋肉の鎧に包まれており、将来性を感じさせる。

 

朝霧宮古
19歳 ♂
〔犯罪〕4〔生活〕2〔恋愛〕2〔教養〕1〔戦闘〕7
〔肉体〕8〔精神〕3
〔反応力〕8〔攻撃力〕5〔破壊力〕9

異能:【修羅場】【仁義なき戦い】【阿修羅】【兇手】【殺陣】【護身術】【逆境】【聖痕】
代償:【弱肉強食】【面子】【タイマン】【血塗られた腕】【命知らず】【守るべきもの】【暴走】

装備:《本格的ネギ》《趣味的ネギ》

いつも愛用のネギを振り回し、敵を肉塊に変えていくことから「紅の肉体の悪魔」の通り名を持つ身長2mの女亜侠。

全身が筋肉に覆われていることから、一部の亜侠達からは「オーガ」と呼ばれているらしい。

 

シナリオの作り方とかの話2

以前こんな記事を書いた私ですが、今回は別の方法でのシナリオの書き方をご紹介します。

とりあえず前回の記事を読んだことを前提に進めるので、ツールについてはそちらをご覧下さい。

ではまずは浮かんだことをメモしてとりあえず箇条書きします。

とりあえず流れとか書きましたがそんなものは適当で構いません。
まずやることだけ書いておきましょう。


次はとりあえずレギュレーションを書いて使用するルルブを決めておきます。

ここも適当で構いません。本格的に書くのは最後です。

次はとりあえず導入とオチを書きます。
これが個人的には一番大事です。





始まりと終わりが決まったら次は間のイベントを抑えていきます。
このとき、終わらせるために必要なものをメモしておきましょう。

この場合必要なものは、『舞台』『洞窟に行く理由』『神話生物の情報』『解決方法』の4つです。

とりあえず上から順番に決めていきます。

舞台ができました。

次は『洞窟に行く理由』です。


これで『スタッフを助ける』or『事件を解決する』等の動機が生まれました。
次は『神話生物の情報』を書いておきます。



詳しく書くとかそういうのはいいです。
とりあえずいまは探索者に与える情報だけを書いておきます。
最後に『解決方法』を書いておきましょう。


はい、できました。シンプルですね。

これでシナリオを構築するピースは揃いました。
次はそれを地図の中に配置していきます。
地図が用意できる方は、KP用の地図を作成し、イベントが起きる場所にアルファベットなどを書いていきましょう。
そしてアルファベットに対応したイベントを次のようにまとめていきます。


ですがこれだけでは、ただ探索し続けるだけでイベントが向こうからやってきてくれません。
なのでちょっと工夫したイベントも用意します。



このように一定の条件を満たした際に自動的に起こるイベントをいれておきます。
すると探索者がイベントを起こさずにイベントが起きるようになります。

あとは
イベントを作って配置する⇒条件発動型のイベントを配置する
を繰り返して準備したピースをシナリオの中に置いていき、最後のイベントに向けて誘導していくだけです。

最後までの道順が出来上がったら、シナリオの内容を嵩増ししていきましょう。日記や書記の内容を増やしたり、クリアには必要ないイベントを配置したりして自分なりのシナリオの形を作っていきます。

完成したら自分で探索者を作って、テストプレイしてみましょう。
この形ならまずどんな変なことをしていても条件さえ満たせば進行するので無理に謎解きをする必要はありません。
謎解きをいれたければイベントの内容に謎解きを配置し、条件型のイベントに謎を解いていた場合などを追加すればいいだけです。

それでもめんどくさいという方は、これを改変しましょう。
一番下の改変の仕方を見ながら、神話生物、イベント、必要探索度をマップ配置に変更or数値を変更、別の解決策を用意、舞台を変更すれば簡単にオリジナルシナリオができあがるはずです。

纏めると
・やりたいことを決める
・導入と着地点を決める
・間を埋める

これだけです。すごい、前回と同じだ
とりあえずこの下にテンプレを用意しておくので、それを埋めるのが早いかもしれません。
少しでも皆様のシナリオ作りの手助けになれば幸いです。

======================================
クローズドシナリオテンプレート

■概要■

■レギュレーション■
PC人数:
推奨職業:
推奨技能:
必要サプリ:
時間:


NPC


1.シナリオの導入

 

 

2.探索

■舞台■

※地図等を用意

イベントA

イベントB

イベントC

イベントD

イベントE

イベントF

イベントG

3.条件イベント

 

イベントA&イベントB発生直後

 

イベントC発生から2時間後



◆イベントDEF発生後、Aに移動

 

 

4.解決方法

5.シナリオ終了
1D10正気度ポイントを獲得する。

 

【クトゥルフ神話TRPG】鉄腕DA○H『T○KI○は神話生物相手に正気を保てるか!?』【リプレイ】

GWも終わった初夏の週末。Skypeに続々とメンバーが集まってきた。

GM(髪流):それではクトゥルフ神話のセッションを開始します。シナリオは『人喰らいの島』になります。
PL:はーい。
GM:じゃあどどんとふにコマ作ってね。

今回の探索者達

長瀬智也 職業:アイドル 年齢:37歳
STR:14  DEX:13  INT:15 アイデア:75
CON:14  APP:15  POW:10  幸 運:50
SIZ:14 SAN:50 EDU:15 知 識:75
H P:14  M P:10  回避:26  ダメージボーナス:1d4
――――――――――――――――――――――――――
[技能](職業技能点:300 個人技能点:150)
《キック》30%
《聞き耳》85%《目星》70%
《機械修理》 51%《操縦(船舶)》 70%《変装》 30%
《信用》 76%《説得》 50%《英語》 30%
《芸術(音楽)》 90%

 

長瀬トモヤ 職業:アイドル 年齢:37
STR:15  DEX:10  INT:10 アイデア:50
CON:16  APP:16  POW:12  幸 運:60
SIZ:16 SAN:60 EDU:16 知 識:80
H P:16  M P:12  回避:50  ダメージボーナス:1d4
――――――――――――――――――――――――――
[技能](職業技能点:320 個人技能点:100)
《回避》 50%《組み付き》 40%
《隠れる》 60% 《追跡》50%《目星》   80%
《機械修理》 70%《重機械操作》 60%《水泳》 42%《化学》  50%
《芸術(音楽)》 60%

 

城島茂 職業:アイドル 年齢:45 
STR:10  DEX:10  INT:10 アイデア:50
CON:5  APP:9  POW:13  幸 運:65
SIZ:12 SAN:65 EDU:12 知 識:60
H P:9  M P:13  回避:50  ダメージボーナス:0
――――――――――――――――――――――――――
[技能](職業技能点:240 個人技能点:100)
《回避》 50%《追跡》50%《目星》75%《機械修理》 80%《重機械操作》 71%
《製作(農作物)》 75%《言いくるめ》 15%《薬学》  11%

 

城島茂男 職業:アイドル 年齢:45
STR:15  DEX:10  INT:13 アイデア:65
CON:13  APP:9  POW:9  幸 運:45
SIZ:16 SAN:45 EDU:17 知 識:85
H P:15  M P:9  回避:20  ダメージボーナス:1d4
――――――――――――――――――――――――――
[技能](職業技能点:340 個人技能点:130)
《目星》 75%《機械修理》 80%《重機械操作》 99%
《電気修理》 41%《信用》 75%《芸術(ギター)》 25%《地質学》 81%
《物理学》71%

 

土成 島茂 職業:アイドル 年齢:45
STR:11  DEX:9  INT:12 アイデア:60
CON:6  APP:11  POW:14  幸 運:70
SIZ:15 SAN:70 EDU:16 知 識:80
H P:11  M P:14  回避:18  ダメージボーナス:1d4
――――――――――――――――――――――――――
[技能](職業技能点:320 個人技能点:120)
《聞き耳》85%《登攀》 81% 《目星》85%
《機械修理》 80%《重機械操作》  85%《製作(農作物)》 70%
《電気修理》80%


以上の城島三人、長瀬二人のT○KI○が今回の探索者だ。

城島茂:山口さん一人もいねぇwww
長瀬智也:「ニンゲン…カエレ…」
長瀬トモヤ:逆に2人しかいねえwwww
土成 島茂:愛すべきバカ——
城島 茂男:ワシがリーダーの城島じゃ!
城島茂:三人の城島と二人の長瀬
長瀬智也:なんだよこれもう・・・www
土成 島茂:メンバー足りなくね?

流石に困惑するプレイヤー達。それもそのはず。
このセッション、探索者を作る相談を一切していないいわゆるゴレンジャイ方式を取っている。そのためこのようなカオスが生まれてしまったのだ。もちろん作り直しなどはせずこのまま進める。
プレイヤー達が落ち着いてきたところでセッションは始まる。

KP:季節は夏。あなたたちは番組の撮影のために船に揺られ無人島に訪れた。
城島茂:「お!見えてきたでぇー!」
土成 島茂:「え、今日ってなんかいつもと違うような…」
城島 茂男:「やぁ~~~楽しみやぁ~~~!!」
長瀬智也:「リーダー、暴れると落ちるよ!」
長瀬トモヤ:「リーダー、落ちないように気を付けて!」
土成 島茂:「まぁいいか。」
ナレーション:島は大小二つの島からなる無人
二つの島は土砂が溜まってできた洲で繋がり、面積は0.45平方km
東京ドームにして10個分。畳に換算すると32万4720畳ほどの広さがある。
大きな島には山があり、標高は172m。
この島はかつて人が住んでいたが、昭和40年代に無人島になり、それ以降40年手付かずのままであった。
プロデューサー:「あ、長瀬さん、あそこの洲のあたりに港があります。」
長瀬智也:「そしたら横付けするから、みんなもうちょっと待ってくれ~」
長瀬トモヤ:「流石長瀬だ、運転が上手い」
長瀬が長瀬を褒める光景を浮かべ吹き出すGM
城島茂:「運転はやっぱ、長瀬やなぁー。いつもありがとな…」
城島 茂男:「長瀬さすがやわ~城島も見習わないかんとちゃう?」
長瀬智也:「いつもリーダーに頑張ってもらってるし、船舶の運転くらい、ね!」
城島茂:「長瀬は優しいなぁ…」
城島 茂男:「長瀬は優しいなぁ・・・」
土成 島茂:長瀬は優しいなぁ・・・」
長瀬トモヤ:「長瀬は優しいなぁ・・・」
長瀬智也:「…照れるぜ」
KP:上陸した場所は小さい島と大きい島の間にある洲の小さい島側だ。
ここ砂浜になっており、様々な漂流物が流れ着いている。
長瀬智也:「船、固定しておくわ」
城島茂:「おー!ありがとなー」
長瀬智也:「とりあえず、オレでかいほうの島見て回りたいな。リーダー、一緒いかない?
どのリーダーだ。
城島茂:「先ずは、材料集めないとな…」
長瀬トモヤ:「じゃあ俺は山にでも入ってみようかな。リーダー、一緒にどう?
だからどのリーダーだ。
プロデューサー:「では、とりあえず探索するところを撮っておきましょう。視聴者もそのほうが島に対する好奇心が沸くと思いますし」
長瀬智也:「そうだね、それがいいと思う」
城島茂:「ええでー…て、どっちの長瀬や?
長瀬智也:「工具とかも一から作っちゃう?俺は船舶操縦できるほうの長瀬だよ、リーダー」
城島茂:「了解やで…工具かぁ…山口居らんからなぁ…」
城島 茂男:「ぐっさんは朝番組で忙しいからなぁ、しゃーないわ」
長瀬智也:「ぐっさんの分もオレらで頑張らないとな」
城島茂:「せやな…Zipいつも頑張ってるなぁー」
長瀬智也:「蜂蜜好きですか?って質問に、養蜂してたことありますって答えたのは笑ったよな~」
城島茂:「ボンビーガールでは、大工さん言われてたで」
城島 茂男:「せやせや」
どうやらT○KI○はこの5人だけではないらしい。一体何人いるんだ?
長瀬トモヤ:「じゃあ俺は小さい島の方に行くから、長瀬は大きい島の方を頼むよ」
長瀬智也:「オーケー! 任せてよ」
城島茂:「俺は小さい方へ長瀬と一緒に行くわー。よろしくなー」
城島 茂男:「じゃあワシは砂浜探してくるわ~。」
城島茂:「おー…気をつけてなー」
なんやかんやで3つのグループに別れた探索者達。
探索する場所によって経過する時間が違うため、時系列順に探索者の行動を追っていくことにする。

11:00~砂浜~
城島 茂男:「流木とかあれば使えるかもわからんからな!」
城島 茂男:1d100<=45 幸運
Cthulhu : (1D100<=45) → 98 → 失敗
※この卓ではファンブルは採用していない。
KP:城島さんは流れ着いたゴミしか見つけられない。番組的においしくないのでここはおそらくカットだろう
城島 茂男:「かぁ~~、やっぱりそううまくは見つからんか~~~」

12:00~砂浜~
城島 茂男:1d100<=81 地質学
Cthulhu : (1D100<=81) → 39 → 成功
城島 茂男:砂をサラサラ触ったあと、口にいれる
KP:ここには良質な砂利が多く、貝殻も多いことがわかる。農作物を育てるのには向かないだろう。
城島 茂男:「これはいい砂やな~!でも農作物は厳しいかな~これは」

12:00~小さい島~
長瀬トモヤ:1d100<=80 目星
Cthulhu : (1D100<=80) → 24 → 成功

城島茂:1d100<=75 目星
Cthulhu : (1D100<=75) → 15 → 成功

城島茂:「お、なんかあったでー」
KP:小さい島を探索するとそこで島の暮らしを支えていたであろう道具の数々、様々な建造物や運搬設備の跡が見つかるだろう。もうちょっと探せば無事な建物も見つかるかもしれない。
長瀬トモヤ:「これは探索しがいがあるな。もう少し探索してみますかリーダー」
城島茂:「せやな…色々見つけといた方が、後々使えそうやし」

13:00~砂浜~
城島 茂男:1d100<=75 砂浜目星
Cthulhu : (1D100<=75) → 16 → 成功
KP:立派な丸太を見つけました。
一人ではとても持てそうにないが、彼岸島補正が働けば持てるかも知れない。
城島 茂男:「わぁ~~立派な丸太や!これあればなんでもできるやん!」


14:00~砂浜~
城島 茂男:1d100<=75 砂浜目星
Cthulhu : (1D100<=75) → 42 → 成功
KP:また丸太を見つけた。大黒柱にも使えるかもしれない
城島 茂男:「あとで城島と長瀬呼んで、これ動かさなあかんな~」

14:00~小さい島~
城島茂:1d100<=75 小さい目星
Cthulhu : (1D100<=75) → 24 → 成功

長瀬トモヤ:1d100<=80 目星
Cthulhu : (1D100<=80) → 89 → 失敗

城島茂:「お、何かあったでー。ほら、長瀬も来てみぃ」
KP:城島は雨風をしのぐことができそうな小屋を発見することができた。
長瀬トモヤ:「流石リーダー!」
KP:中にはバケツや釜、その他農具がある
長瀬トモヤ:「ヘビとかヘビとかヘビが出てきそうな小屋だな」
城島茂:「これは…一応、取っとくかー…ヘビかぁー…。ヘビは困るなぁー…特訓せんとあかん。」
長瀬トモヤ:「お酒とかに出来るね」
KP:ちょっと《幸運》よろしく

城島茂:1d100<=65 小さな幸運
Cthulhu : (1D100<=65) → 50 → 成功

長瀬トモヤ:1d100<=60 幸運
Cthulhu : (1D100<=60) → 19 → 成功
KP:ヘビは出なかったよ。
城島茂:「お酒…ええなぁー…」
長瀬トモヤ:「いないなー。仕方ない、大人しくこの農具で島を耕しますか!」
城島茂:「耕すか…バケツとくわとー…あとノコギリとチェーンソーくらいか?」
長瀬トモヤ:「そうだね、それでとりあえずは耕せそうだ」
城島茂:「よし、これだけあったら、色々できそうやし、一旦もどるか」

15:00~砂浜~
城島 茂男:1d100<=75 砂浜目星
Cthulhu : (1D100<=75) → 89 → 失敗
KP:砂浜で城島が使えそうなものを探していると、城島と長瀬が島から戻ってくる
城島 茂男:「なんもあらへんな~」
長瀬トモヤ:「あ、リーダーだ。おーいリーダー!」
城島 茂男:「お、城島と長瀬!なんか見つかったんか?」
長瀬トモヤ:「こっちは農具とか色々見つかったけど、そっちはどう?」
城島 茂男:「こっちはでっかい丸太二本あったで~。これでなんかできへんかな?」
城島茂:「おー!チェーンソーとノコギリあるで!いけるやん!」
長瀬トモヤ:「これで小屋とか建てられそうだな!」
城島 茂男:「丁度ええな!長瀬と城島が戻ってきたら小屋作りでもはじめよか!」
城島茂:「せやな!皆で協力すれば、できそうやな!」
長瀬トモヤ:「流石リーダー!!」
KP:では、このあと三人はどうしますか?
長瀬トモヤ:「海に何いるか分からないし、調査する?」
城島 茂男:「海も気になるな~。生態調査しよか」
城島茂:「せやな…生態調査もしとかんとなー」
DASH海岸……スタート!!

同時刻、大きい島では……

長瀬智也:1d100<=70 目星
Cthulhu : (1D100<=70) → 69 → 成功

土成 島茂:1d100<=85 目星
Cthulhu : (1D100<=85) → 48 → 成功

ナレーション:長瀬が見つけたのは古ぼけた井戸ー。
長瀬智也:「リーダーリーダー、井戸があるよ」
土成 島茂:「井戸かぁ」
KP:中には水があり、一応粗末だが桶もある
長瀬智也:「でも濁ってるな…どうする? これ今度直しちゃう?」
土成 島茂:「やっぱり美味しいスープ作るにはきれいな水だよな!」
長瀬智也:「てことは、塩田も作らなきゃだよね…でも海岸から遠いから、まずは道を作らないとだね」
土成 島茂「ラーメン作るか…」
AD
:「ラーメン企画じゃないですよ!?」

土成 島茂:「えっ」
長瀬智也:「でもラーメン作りたいよね」
土成 島茂:「無人島で1からラーメン作る企画じゃ作るんじゃなかったのかなかったのか」
AD:「ちがいます。」
長瀬智也:「とりあえず井戸以外はなにも見つからないみたいだね。リーダーどうする?いったん戻ろうか?」
KP:じゃあ突然なんですけど《幸運》を振ってみてくれます?
長瀬智也:1d100<=50 幸運
Cthulhu : (1D100<=50) → 68 → 失敗

土成 島茂:1d100<=70 幸運
Cthulhu : (1D100<=70) → 11 → 成功

KP:それなら特になにも起きないですね。
二人は結局、一旦港へ帰ることに。

砂浜にて合流
長瀬智也:「なにしてんのみんな」
土成 島茂:「なに遊んでんの」
城島茂:「やったー!これは美味いで!ご馳走や!!!」
城島 茂男:「カメノテやで、カメノテ!火起こして焼いて食おうや!」
長瀬トモヤ:「お!カメノテか!これは上がって火を起こさないとな!」

三人は海岸で生き物を探し続け、カメノテを発見したのだった。

プロデューサー:「そろそろ一度戻らないといけない時間ですし、それじゃあカメノテを食べるシーンだけ撮りましょうか」

第一週…カメノテを食べてエンド

島にいけるのは週一である。そのほかの時間は探索者達はもちろん日常を送ることになるが、その間にトレーニングなどを行うことができる。
この間に探索者達はロケという名のトレーニングに励み、スズメバチ退治の技術や、船舶免許を取る者、農業に勤しむ者と各々の日常を謳歌した……

そして次の週……
長瀬智也:「今日も波が穏やかで操縦しやすいね」
長瀬トモヤ:「小屋を建てるためには、もう少し材料が必要だな…」
長瀬智也:「そしたら長瀬、一緒に丸太集める?」
城島茂:「せやな…もう少し集めてみよか」
城島 茂男:「大きい山ならもっと見つかるやろな!」
長瀬トモヤ:「じゃあみんなで大きい島を探索する?」
土成 島茂:「そっち井戸あったで」
城島茂:「おおー!ええなぁー!井戸!」
長瀬智也:「まだ飲める状態じゃないけど、こんど直してみるよ」
城島 茂男:「行くでいくで!スズメバチ出てきても大丈夫やで!」
城島茂:「長瀬の言う通り、もう少し大きい方の島いってみるか!」
こうして大きな島を探索することにした五人

長瀬智也:「鳥が結構いるね、てことは他の動物もいるかもしれない。」
長瀬トモヤ:「お!廃屋じゃん!」
長瀬、廃屋を発見――
城島茂:「お!良い感じやなぁー」
早速中に入り探索を始めるT○KI○
城島茂:「これは…っ!」
ナレーション:動物の糞のようだがー
ここでの知識ロールは全員失敗。
城島茂:「こりゃ、わからんなぁー…そっちのリーダー解るか?」
長瀬智也:「リーダーがわかんないんじゃわかんないよなあ…
城島 茂男:「なんのフンやろか・・・見当もつかんわ。そっちのリーダーは?
長瀬トモヤ:「これはリーダーが分かる流れかな?
長瀬智也:「リーダーどう? 分かる?」
土成 島茂:「わかんねぇなぁ」
リーダーがゲシュタルト崩壊を始める
城島茂:「これは…一応、持ち帰って調査やな」
長瀬智也:「とりあえず持ち帰ろうか?」
土成 島茂:「持ち帰ってみりゃわかるだろ」
長瀬トモヤ:「あーダメかー。じゃあ持ち帰るか」
城島 茂男:「持ち帰るしかあらへんな~」
全員同じ人間なので、同じ思考にたどり着いたらしいー

さらに探索を進めると、廃屋の奥からトロッコのレールを発見ー
城島茂:「お…これは使えるなぁ…これから色々運ばなあかんし
城島 茂男:「トロッコ作っちゃう?」
長瀬トモヤ:「お、ならそれで小さい島と大きい島の行き来が楽にできるかもしれないね」
城島茂:「よっしゃ!作ろか!」
長瀬智也:「丸太とかも運搬楽になるね。今度作ろうぜ今度!」
城島茂:「せやな…まぁ、時間もないし、次回から作ろかー」
そろそろ帰る時間が近づいている――。
城島茂:「とりあえず、運んどこかー…」

こうして、二度目の島での時間は終わりを告げた――。
収穫はートロッコのレールのみ……。

その後、次の収録までの間にラーメンを作ったり、スズメバチを退治したり、ヘビを追いかけたり、井戸の整備の仕方を習いに行ったりしたT○KI○達…。

無人島開拓三週目――。
AD:「あ、そういえばですね」
城島茂:「ん?なんや?」
AD:「この前の糞、あれ正体わかりましたよ」
城島茂:「おお!何やったん?」
AD:「この島…熊がいます」
城島茂:「熊!!!」
長瀬トモヤ:「熊ぁ!?」
城島茂:「えらいこっちゃ」
長瀬智也:「熊だって!?」
城島 茂男:「熊ァ!?」
だがそこはT○KI○……。熊への対処法も…知っていた。
城島 茂男:「えらいやっちゃな~・・・ギター持ってくればよかったんやな~」
長瀬智也:「○船歌う?」
城島茂:「…おう!いつもの俺達でええやん」
土成 島茂:「熊は具材になるかな」
長瀬智也「趣味でアイドルやっててよかったね」
城島 茂男:「せやせや。」
城島茂:「せやな」
長瀬トモヤ:「万が一に備えて島に上陸したら、道具作っとく?」
城島茂:「歌っといて良かったわぁー…」
土成 島茂:「…なんかおかしない?」
長瀬トモヤ:「何言ってんのリーダー、気のせいだって!」
城島茂:「ん?何かて何や?」
長瀬智也:「とりあえず熊対策はしとこうね」

熊は置いておいて、今日の相談を始めるT○KI○達
長瀬智也:「今日はどうする?レール敷いちゃう?」
長瀬トモヤ:「じゃあトロッコ作るわ」
城島茂:「せやな…早く運ぶ手段を開拓せんと」
長瀬智也:「でも枕木が無いな…長瀬、トロッコ作るん? そしたらオレ枕木集めるわ。山の方で丸太集めて、加工すればいけるんじゃない?」
城島 茂男:「ぐっさんがおらんからな~…。ユンボなら動かせるんやけどな~」
城島茂:「せやな…山へ行かんと…山口居ないと、大工系はつらいなぁ…
長瀬智也:「…ZIPで忙しいからな~、連れてくるわけにも行かないしなあ」
長瀬トモヤ:「長瀬とリーダーならたくさんいるんだけどな
城島茂:「せやな…ZIPなら、しゃーないなぁー…何とかするかぁー」
長瀬智也:「とりあえず丸太とか探しに大きい山行こうぜ」
城島茂:「よっしゃ!歌いながら、大きい山行くで!」
城島 茂男:「ボーカルが二人もおんねん、熊もでえへんやろ!」
城島茂:「せやな!効果は二倍や!」

長瀬トモヤ:「そうだな、スタッフさんたちがチラチラ見てるしさっさと行くか」
長瀬智也:「じゃあ早く行こうぜ!」
T○KI○は再び島を探索することに…。
城島茂:「また廃屋や!こりゃ、解体して色々作れるかも知れんぞ」
長瀬智也:「ここって昔、人が住んでたんだっけ?」
城島茂:「みたいやね」

長瀬トモヤ:「剥がして下に持ってく?」
城島 茂男:「海辺に小屋つくるのもええなあ。でも撤去するにも大変そうやな~」

廃屋の中は中は天井が崩れており、地面を見ることができない。
地面には屋根から落ちたのであろう瓦が大量に落ちている。
城島 茂男:「瓦やん!!」
城島茂:「おー…瓦や!」
長瀬智也:「とりあえず瓦だけでも持ってく?」
城島茂:「ん?あれは何や?」
瓦を見繕っているとき、城島がなにかを発見――。
それは古びた金庫。鍵はかかっていないようだが――。
城島 茂男:「人様の金庫やから、開けるのも忍びないなぁ…」
城島 茂男:ガチャ
そう言いながらもさっさと開ける城島。
金庫の中に入っていたのは日記だ。
長瀬智也:「開けてるじゃん!」
城島 茂男:「手が勝手に!お、なんかの日記っぽいのが出てきたで」
城島茂:「お?何や?この島について何か解るかも知れんな」
長瀬トモヤ:「ちょっと汚らしいけど、気になるし読むか」

本の内容

【知り合いが生贄にされた。最近生贄の量が増えている。このままではこの島から人がいなくなってしまう。せめて入口さえ塞げばどうにかなるかもしれないが、他の島民がそれを許さないだろう。】

長瀬智也:「……なんだコレ?」
この日記を読んだ直後、島のどこかからこの世のものでないような冒涜的な叫びが木霊する。
いままで牧場物語ヨロシクな空気が流れていたが、それを一気にかき消すようにお待ちかねのSANチェックがT○KI○を襲う…が!

長瀬智也:1d100<=50 SAN
Cthulhu : (1D100<=50) → 39 → 成功

城島 茂男:1d100<=45 SAN
Cthulhu : (1D100<=45) → 4 → 成功

長瀬トモヤ:1d100<=60 SAN
Cthulhu : (1D100<=60) → 45 → 成功

城島茂:1d100<=65 SAN
Cthulhu : (1D100<=65) → 46 → 成功

土成 島茂:1d100<=70 SAN
Cthulhu : (1D100<=70) → 24 → 成功


T○KI○の精神力は…鋼鉄だった。
城島 茂男:「なんやなんや?噂の熊さんか?」
長瀬トモヤ:「梟の鳴き声かもしれない」
城島茂:「熊かもなぁ」
長瀬智也:「梟かもなあ」
プロデューサー:「どうします?とりあえず戻ります?」
城島 茂男:「動物の鳴き声なら、歌いながらなら平気なんやろ?
長瀬智也:「瓦だけ持って帰ろうぜ。あと日記も」
プロデューサー:「じゃあもう少し色々見てから港に戻りましょうか。」
城島茂:「熊やったら、大丈夫かも知れんけど…この日記の含みある書き方が気になるなぁー」
長瀬トモヤ:「日記持って帰るか。歌いながら」
長瀬智也:「リーダーもやっぱり気になる? オレも気になるんだよね」
長瀬トモヤ:「じゃあ少し寄り道して探検しながら降りる?」
城島茂:「せやな…危なくなりそうやったら、すぐ逃げるで!」
長瀬智也:「いいじゃん長瀬、ちょっと探検もしてみたいし」
城島 茂男:「物騒なこと書いてるんやもんなこの日記・・・まあええやろ、探検してから降りよや」
その後いくらか探索してT○KI○は港へ戻った…そこで事件が起きた。

AD:「すみません、長瀬さん。ADの川口がまだ戻らなくて……」
長瀬トモヤ:「なんだって?」
長瀬智也:「え、川口君が?」
城島茂:「何やって?」
AD:「とりあえず、T○KI○のみなさんは仕事もありますし僕らの方で川口は探しておくので先に戻っていてくれますか?」
城島 茂男:「どうしたんやろか…」
長瀬智也:「いやいや、オレらも探すよ。心配じゃん」
城島茂:「川口…無事やろか…?」
AD:「いやいや、城島さんとか仕事あるじゃないですか」
城島茂:「仕事より、仲間が大事やろ!」
長瀬トモヤ:「そうだよ、今までの長い付き合いもあるし」
城島 茂男:「せやせや!」
土成 島茂「万が一のことがあったらほかの城島に頼んどくから」
待て、城島は何人いるんだ?
長瀬智也「そうだよ、だから気にするなって」
城島が複数いることは周知の事実なのか?
AD:「じゃあ一時間だけお願いできますか?」
長瀬智也:「任せろ!」
AD:「それ以上になると潮の関係で島から出れなくなっちゃうので…僕らはそうしたら警察に言っておきますので」
城島茂:「一時間かー…解ったわ…ほな、行こか」
長瀬トモヤ:「じゃあそうなる前に見つけないとな」
長瀬智也:「それで、どこに行ったかとかわかってんの?」
城島 茂男:「海もそうやが、夜の山も危険や。すぐ見つけたらんとな…」
長瀬智也:「熊に襲われたりしないでくれよな…」
城島茂:「せやな…早く見つけんと…」
長瀬トモヤ:「さっさと手分けして行くか」
GMTOKIO達も含めた決死の探索もあったが、AD川口を見つけることはできなかった……
それから一週間、毎日AD川口が見つかることを祈るも、祈りは虚しくAD川口は発見されないままであった……
この情報によりSANチェックが発生。結果、長瀬トモヤのSANが60→57に減少した。

それと同時にこの卓ではキャラロストをすると国分や山口が来るのではなく新しい城島や長瀬が補充されることになった。

無人島開拓四週目――。
プロデューサー:「えー、一応ロケは決行します。」
プロデューサー:「ただ、川口のいた痕跡などが見つかった場合はすぐに知らせてください」
長瀬智也:「川口君探すのも平行してやろうぜ」
城島茂:「せやな…心配やぁー…」
長瀬トモヤ:「川口…逞しく生きてくれることを願うぞ…」
城島 茂男:「川口くん…」
長瀬智也:「小さい島のほう、オレ探してみるわ」
土成 島茂:「大丈夫かなぁ…」
長瀬智也「ついでに枕木になりそうな材料も探してくる」
城島茂:「せやな…俺も長瀬についてくわ」
長瀬トモヤ:「もしかしたら前回の帰りではぐれたのかもしれないから、俺は今回大きい島を行ってみるよ」
城島 茂男:「引き続き大きいほう探すわ。こっちへロケ来てたんやから、こっちにいるはずやろ」
土成 島茂:「じゃあ長瀬と城島のほうにについていくかー」

小さい島の探索を始めた城島と長瀬の二人。
二人は粘土質の土壌などを発見しつつ、島を探索していく。
そして―

城島茂:「こんな所に洞窟あったんや…」
二人は海沿いに洞窟を発見した。
中には海水が流れ込んでおり、様々な漂流物も見つかるだろう。
長瀬智也:「入ってみるか」
城島茂:「探してみよか…」
木材や瓶詰め、その他様々な漂流物の中にひとつ目を引くものを発見することができる。
長瀬智也:「なんだ、これ?」
それは手帳だ。
長瀬智也:「読んでみる?」
城島茂:「読むしかないな…手がかりになるかも知れん。」

書記の内容

【ここには魔物が住む洞窟がある。あの洞窟に住む魔物には銃もなにも通用しない。この島の連中は狂ってる。助けてくれ。このままじゃ俺も生贄にされる。助けてくれ。】

城島茂:「魔物?物騒やなぁー。」
長瀬智也:「熊のこと言ってんのかな?」
KP:この書記を読んだあと、洞窟の外からこの世のものでないような冒涜的な叫びが木霊する。この叫びを聞いた探索者は0/1D3正気度ポイントを失う。
長瀬智也:1d100<=50 SAN
Cthulhu : (1D100<=50) → 22 → 成功

城島茂:1d100<=70 SAN
Cthulhu : (1D100<=70) → 67 → 成功

長瀬智也:「なんだ今の?この前聞こえたやつに似てない?」
城島茂:「またあの鳴き声か…熊かな?」
長瀬智也:「熊じゃない気がするんだよね」
KP:いまは鳴き声はやみ、あたりは静まり返っている
長瀬智也:「とりあえず、戻ろうかリーダー」
城島茂:「せやな…」

一方、大きな島では――。
長瀬トモヤ:「あ、神社だ!リーダー、神社あったよ!」
長瀬が神社を見つけていた。
鳥居と本殿だけの簡素な作りで境内は草が生え自然と一体になっているような神秘性さえ感じるだろう。本殿は山肌と一体になるように作られている。
長瀬トモヤ:「川口君見つけるために、ちょっとお祈りしていかない?」
城島 茂男:「ええなぁ。お祈りしてくか」
土成 島茂:「もう神頼みでもなんでもしよ」
KP:ではお祈りしようとする三人だが、本殿の扉が開いていることに気づくだろう
城島 茂男:「お、なんか扉開いてるやん…」
長瀬トモヤ:「…もしかしたら川口君が中にいるかもしれないし、入ろっか」
城島 茂男:「それもそうやな。雨風しのぐならここやろし」
中に入ると、6畳ほどの広さの板の間に、奥には岩壁が露出している。
そこから洞窟が続いている。

洞窟の奥は光ひとつなく、吸い込まれるような深淵が広がっている。
入口から右手には書物がいくつか収められた棚がある。

長瀬トモヤ:「うーわ、どうする?とりあえず読む?」
城島 茂男:「長瀬はその書物頼むわ。城島は他のもの探してみよや」
土成 島茂:「せやな」
土成 島茂:1d100<85 目星
Cthulhu : (1D100<85) → 77 → 成功

城島 茂男:1d100<=75 目星
Cthulhu : (1D100<=75) → 43 → 成功
では二人は洞窟の入口付近に
KP:乾いた血に濡れた社員証を見つける。それは紛れもなく川口君のものである。
KP:遺留品を発見したことでスタッフが死んでいるという事実に直面した探索者はは0/1D3正気度ポイントを失う。

土成 島茂:1d100<=70 SAN
Cthulhu : (1D100<=70) → 8 → 成功

城島 茂男:1d100<=45
Cthulhu : (1D100<=45) → 28 → 成功

城島 茂男:「KAWAGUTIくん……。」

一方長瀬は書物の解読を進めていた――。

書物の内容

【この洞窟はこの世とあの世を繋ぐ場所である。】
【ここには魔物が住んでいる。魔物はこの洞窟から現れ、島の民に豊穣をもたらす代わりに贄を要求する。】
【魔物は決して傷つけてはいけない。もし傷つければ怒り狂いあたりにいる人間をすべて贄として喰らい尽くすだろう。】

長瀬トモヤ:「ふむ、ふむ…つまり洞窟内にいる魔物には手をだすなということか…」
長瀬トモヤ:「なるほど、あ、ところでリーダーは何か見つけた?こっちは魔物について書かれてたけど」
城島 茂男:「KAWAGUTI KUN SINDERU」
長瀬トモヤ:「NANDATTE」
長瀬トモヤ:1d100<=57 SAN
Cthulhu : (1D100<=57) → 8 → 成功
長瀬トモヤ:「そんな…川口君…」
KP:外をみればそろそろ夕暮れだ。
夜の帳が降り始めているこの時間、洞窟の奥からなにかの声が聞こえる。
動物の声なのかわからないが、聞いていると異様な不安感が押し寄せてくるだろう。

長瀬トモヤ:「…今回は全員で手をつなぎながら降りる?これ以上誰も欠けて欲しくはないし……」

再び港にて――。

プロデューサーが大きな島から帰ってきた三人の元に走っていく。

プロデューサー:「ちょっと、西山君は一緒じゃないのか?」
長瀬トモヤ:「えっ」
城島茂:「え?」
プロデューサー:「さっき君達大きい島に行ったグループの帰りが遅いからって探しにいったんだけど」
長瀬智也:「西山君もいなくなったのか?」
城島茂:「西山くん…まさか…」
長瀬智也:「……この島になんかあるんじゃねえかな」
長瀬トモヤ:「まずいな…行き違いになったか」
長瀬智也:「リーダー達と長瀬はなにかみつけた?」
プロデューサー:「とりあえず五人はここにいてくれるかい?スタッフみんなでさがしてくるから」
長瀬智也:「いやいや、全員でまとまって動いたほうがいいって」
城島茂:「せやな…全員一緒の方がええ」
プロデューサー:「いや、T○KI○になにかあったらジャニさんになんて言われるか…」
長瀬智也:「ジャニさんもわかってくれるって!」
城島茂:「いやいや…そんな問題やとちゃう!これは、皆の命がかかってるんや!」
城島 茂男:「せやせや!」
プロデューサー:「はぁ、みなさんには敵いませんね…それじゃあ一緒についてきてください。」
城島茂:「よっしゃ!もう、誰もはぐれんようにせな」
長瀬トモヤ:「とりあえずこっちは魔物がいるらしき洞窟と、それについての読み物、あと川口君の痕跡があった……」
城島茂:「ほんまか!川口くんは…?」
プロデューサー:では川口くんの死を知った残りのメンバーはSANチェックをお願いします
長瀬智也:「川口君の痕跡って、どういうことだよ」
長瀬智也:1d100<=50 SAN
Cthulhu : (1D100<=50) → 44 → 成功

長瀬トモヤ:「……残念ながら、もう……」
城島茂:1d100<=70 SAN
Cthulhu : (1D100<=70) → 54 → 成功

長瀬智也:「そんな…」
城島茂:「そっか…それはせつないなぁ…」
T○KI○達も含めた決死の探索もあったが、AD西山を見つけることはできなかった……
それから一週間、毎日AD西山が見つかることを祈るも、祈りは虚しくAD西山は発見されないままであった……
この情報を聞いた探索者は0/1D3正気度ポイントを失う。

城島 茂男:1d100<=45 SAN
Cthulhu : (1D100<=45) → 74 → 失敗
SAN73に減少

長瀬トモヤ:1d100<=57 SAN
Cthulhu : (1D100<=57) → 49 → 成功

城島茂:1d100<=70 SAN
Cthulhu : (1D100<=70) → 72 → 失敗
SAN68に減少

長瀬智也:1d100<=50 SAN
Cthulhu : (1D100<=50) → 95 → 失敗
SAN47に減少

土成 島茂:1d100<=70 SAN
Cthulhu : (1D100<=70) → 88 → 失敗

SAN68に減少

無人島開拓五週目――。
プロデューサー:「みなさん、どうします?この企画…。このまま進めたら他にも被害者が出るような気もしますし…」
プロデューサー:「なにか解決策、ありますか?」
長瀬トモヤ:「とりあえず続けよう?まだ遺体も見つけられてないし…これじゃ川口君が報われないよ……」
城島 茂男:「せやせや」
城島茂:「せやな…死人と行方不明者出ちゃったからには、企画としてはあかんけど、せめて西山くんだけでも見つけないとあかん」
長瀬智也:「生きて助けを待ってるかもしれないし、捜索するしかないでしょ」

プロデューサー:「そうですか…わかりました。」
プロデューサー:「ただし、私がまずいと思ったらみなさんの意志とは関係なく、ロケそのものは中止させていただきます。」
プロデューサー:「よろしいですね?」
城島茂:「しゃーないな…解ったわ」
長瀬智也:「それはしょうがないね」
長瀬トモヤ:「そうだな…」
城島 茂男:「それはかまへん。プロデューサーもワシらのこと思ってのことやからな。」
長瀬智也:「プロデューサーさん、オレらのわがまま聞いてくれてありがとうございます」
城島茂:「プロデューサー、おおきに…」
プロデューサー:「なにか必要なものがあったら言ってください。」

ここでPL達は一旦情報を整理し、打開策を考え始める。
「一旦整理しよう。まず、魔物は銃が効かない。」
「魔物は傷つけてはいけない。」
「入口さえ塞げばどうにかなるかもしれない。」
「それじゃあルルブに書いてあるとおりの状況だね。」
「やること決まったな。」

城島 茂男:「プロデューサー、もひとつわがままなんやけど聞いてくれるやろか」
プロデューサー:「はい」
城島 茂男「重機用意してほしいねん」
プロデューサー:「重機ですか…ユンボですか?」
城島 茂男:「ユンボやな」

土成 島茂:「こっちも頼むわ」
プロデューサー:「えーと、難しいかもしれませんがやってみます。」
長瀬智也:「運搬船ってチャーターできる?生コン持ってくる船、必要でしょ?
プロデューサー:「生コン?」
長瀬トモヤ:「生コンクリートのことだよ」
プロデューサー:「いや、それはわかりますけど」
城島茂:「あっちの島に粘土質の土あったから、すぐ作れるで」
長瀬智也:「量足りるかな?」
城島茂:「ユンボで掘れば、余裕やろ」
城島 茂男:「いやーユンボあるから余裕やろ」
長瀬トモヤ:「俺も運転できるようになったから、もう1隻借りちゃう?」
城島 茂男:「ええな、台数あったほうが早く作業できるやん!」
城島茂:「お!いいやん!」
プロデューサー:「とりあえずそれらの許可には1週間はかかりそうですし、こちらでなんとかしておきます」
城島茂:「よっしゃ!決まりやな!」
城島 茂男:「プロデューサーおおきに!」
長瀬トモヤ:「じゃあそれでいこうか」
プロデューサー:「わかりました、みなさん気をつけて」
城島茂:「プロデューサー、頼りにしてるでぇ!」
長瀬智也:「ありがとうございます!」
城島茂:「おおきに!」
こうして、神話生物とT○KI○の戦いがはじまった……

戦いに備え、重機などが到着するまでの間島を探索していたT○KI○達
城島茂:「お…これは…」
コンクリート打ちっぱなしの倉庫のようなものを発見――。
長瀬智也:「なんだこれ」
長瀬トモヤ:「何が入っているのやら」
城島茂:「何か役に立つものが見つかるかも知れんしな。見てみよか。」
倉庫の中には生コン8トンが未使用の状態で保存されている。
他にダイナマイトが4ダースほど使える状態で残されている。

城島茂:「おおお!作らなくても、有るやん!」
城島 茂男:「はわ~すごい量やな!」
長瀬智也:「…用意する必要なくなっちゃったな」
土成 島茂:「これスタッフのドッキリとかじゃないよな」
城島茂:「これ、全部詰めるかなぁ…?」
土成 島茂:「準備よすぎへん?」
長瀬トモヤ:「誰がこんなものを置いておいたんだ…?」
城島 茂男:「ドッキリやったら趣味悪すぎやん。」
城島茂:「せやな…しかし、生コン、何でこんな所に…」
長瀬智也:「流石にないんじゃない? ドッキリにしては手が込みすぎてるし」

城島 茂男:「じゃ、予定通りあの洞窟埋め立てるやで!」
倉庫を出るとき、倉庫の外に管理者の名前が書かれたプレートが外に落ちているのを見つける。元は壁にかけてあったものだろう。
プレートには、金庫で見つけた日記の者と同じ苗字が書かれている
長瀬トモヤ:「……ありがたく使わせてもらうか」
長瀬智也:「そうだな、ありがたく使わせてもらいます」
城島茂:「これは…っ!日記の人やん!準備中に逝ってもうたんか…?ありがたく使わせてもらいます…」
長瀬智也:「そしたら早速準備しようぜ」
城島 茂男:「せやせや。準備は早いほうがええ」
城島茂:「せやな」
港にはすでにユンボ等の重機が到着している。
コンクリート作りの名人の方々も一緒にいるだろう。
城島 茂男:「あぁ、今日はよろしくおねがいします!」
名人「よろしくお願いします。」
長瀬智也:「宜しくお願いします!」
城島茂:「よろしくおねがいしますわー
長瀬トモヤ:「よろしくお願いします!」
城島 茂男:「まずは神社を解体からやな。ダイナマイトあるし、発破が手っ取り早いやろか?」
長瀬智也:「それが手っ取り早いと思う。どうだろう長瀬?」
長瀬トモヤ:「そうだな、さっそく敷いてこよう」
土成 島茂:「わかってると思うけど気をつけてな」

そして、神社の前までやってきたT○KI○

長瀬智也:「頼むよ、リーダー達」
城島 茂男:「じゃ、パッパと敷くやで」
城島茂:「敷くでー」
城島 茂男:1d100<=80 ダイナマイト敷設
Cthulhu : (1D100<=80) → 67 → 成功

土成 島茂:1d100<80 ダイナマイト敷設
Cthulhu : (1D100<80) → 87 → 失敗

城島茂:1d100<=80 ダイナマイト敷設
Cthulhu : (1D100<=80) → 78 → 成功

城島 茂男:「はぁー終わった。終わった。じゃ、発破用意するやで。」
城島茂:「よっしゃ!次は発破やな。」

長瀬トモヤ:「…頼むよ、リーダー」
手際よく発破の準備を進めるリーダー軍団。
そして、運命の刻が訪れる――。

リーダー's「発破!」

ダイナマイトが炸裂する!!
神話生物が祀られていたであろう神社は地響きを立て崩れ去るだろう!

だが、その爆炎は周囲を巻き込まない綺麗なものであった!
神社の本殿だけを綺麗に解体したT○KI○は…次の作業に移る!!

城島は華麗なユンボ捌きで邪魔な木材を撤去していく。
その手つきは手馴れたものでものの30分で作業は完了するだろう。
※この時点でAD西山は見つかっていません。

長瀬トモヤ:「いつにも増して、リーダーの操縦テクニックが綺麗だ…」
城島 茂男:「やっぱりギターよりレバーのほうが手に馴染むなァ」
長瀬智也:「分かるわ、オレも舵輪のほうが手に馴染むんだよね」
むき出しになった岩肌と共に深淵が顕になる。
深淵にはいまにも全てを飲み込みそうな闇が広がっている。
城島 茂男:1d100<=80 生コン投入
Cthulhu : (1D100<=80) → 10 → 成功

長瀬トモヤ:「綺麗な生コン投入だ……!」
城島茂:「やったやん!」
※この時点でAD西山は見つかっていません。
城島茂:「ええ仕事しとるなぁー」
城島 茂男:「いつもより手際よく感じるわぁ」
灰色の流動体が洞窟へと流し込まれていく。
それはさながら生き物のように、深淵を埋めるように闇を隠すように、コンクリートは洞窟を埋め尽くす。
※この時点でAD西山は見つかっていません。
長瀬智也:「やっぱすごいよなあ…リーダー」
長瀬トモヤ:「これなら、その魔物も身動き取れずにいられるだろう」
城島茂:「あとは…水絶やさないようにすれば、完成や!リーダーやったな!」
城島 茂男:「よし、あとの処理はスタッフに任せたで。ちゃんと面倒見といてくれや!」
長瀬智也:「リーダー達も長瀬も、よくやったぜ!」
城島茂:「スタッフ、俺達が来れない時の水遣りはたのむでー」
AD:「わかりました!」
※コンクリートはセメントと水の水和反応によって硬化する。このとき水和熱が発生し、結果ひび割れなどが起きることがある。それを防ぐために散水が必要なのだ。なお、この時点でAD西山は見つかっていない
城島 茂男:「いや~やりきったわ……。」
長瀬トモヤ:「川口君…西山君…終わったよ……」
長瀬智也:「終わったな…」
城島茂:「川口くん…西山君…すまんな…」

それから数日の間、コンクリートで埋め立てられた洞窟跡からは小さな声が聞こえていた。
だが、コンクリートが固まるにつれ、声は小さくなっていき、
コンクリートが完全に固まる頃には声は聞こえなくなっていた……。

それと同時に、スタッフ失踪事件も起きることはなくなった。

これはとある島のロケの裏で起きていた事件……
だが、洞窟の中にいたものがなんだったのか?
そして失踪したものはどこへ消えたのか?

それを知るものは……いない。

THE END

使用シナリオ:人喰らいの島